重要文化財 木造釈迦如来像坐像

九五〇年前、後一条天皇と中宮藤原威子との間に出生された皇子が朽木に隠されていたが、 薨去後、藤原頼通は仏師に三尊仏を祀り
皇子の霊を慰められた。その一体が本尊釈迦如来坐像で定朝一派の作である。明治四十二年国宝に、昭和二十五年国重要文化財に
指定される。

縛り不動明王坐像

朽木時経が北条高時の命により千早城攻略の際、楠木正成の念持仏である不動明王が兵火にあわんとするを捧持し帰館、当山の鎮守としました。
鎌倉後期作、木彫寄木造り彩色が施されています。
昔、当山に侵入した盗賊を金縛りにして追い払ったと伝えられています。