日本六古窯の一つに数えられ、街の至る所で愛嬌たっぷりの「たぬき」が出迎えてくれる滋賀県甲賀市信楽町。NHK連続テレビ小説『スカーレット』の舞台としても脚光を浴びたこの街は、今や陶芸ファンだけでなく、お洒落なカフェやアートを求める人々で賑わう人気の観光地です。
しかし、信楽は窯元が点在する「窯元散策路」から、山の中に佇む「MIHO MUSEUM」まで見どころが広範囲にわたるため、無計画に訪れると「移動だけで時間が終わってしまった」ということになりかねません。
せっかく訪れるなら、効率よく、そして信楽の魅力を余すことなく堪能したいですよね。そこで今回は、最新のトレンドスポットを押さえた信楽観光モデルコースを徹底解説します。
王道の日帰りプランはもちろん、電車で行く「車なし」ルート、女子旅にぴったりの陶芸体験・カフェ巡り、さらには絶品グルメ特化コースまで、旅の目的に合わせた5つの信楽観光モデルコースをご提案します。
2025年の旅に役立つ具体的な店舗名や、失敗しない巡り方のコツも盛り込みました。
この記事を参考に、あなただけの特別な信楽観光モデルコースを見つけて、土の温もりとアートに触れる素敵な休日を過ごしましょう!
初めての信楽焼巡り!たぬきの駅周辺と定番スポットを巡る日帰り王道モデルコース
信楽を初めて訪れるなら、まずは「たぬきの町」としての活気と、日本六古窯としての歴史の両方に触れられる王道ルートがおすすめです。駅前にある巨大な巨大たぬきから始まり、迷路のように入り組んだ窯元散策路まで、徒歩と車を組み合わせて効率よく巡りましょう。この信楽観光モデルコースでは、外せないフォトスポットと、信楽焼のルーツを知る学びの場をギュッと凝縮してご紹介します。
旅のスタートはここから!「信楽駅前」の巨大たぬきと記念撮影
信楽高原鐵道「信楽駅」に降り立つと、真っ先に目に飛び込んでくるのが高さ5mを超える「大たぬき」です。
季節に合わせて衣装を着替えることでも有名で、信楽を象徴するナンバーワンのフォトスポットといえます。
まずはここで旅の安全を祈って記念写真を撮るのが、定番の信楽観光モデルコースの始まりです。
圧巻のたぬきがお出迎え!「信楽焼たぬき村」で圧倒される
国道沿いにある「信楽焼たぬき村」は、大小さまざまな数千匹のたぬきが並ぶ光景が圧巻のスポットです。
可愛らしいものから、ユーモラスな表情のものまで、自分に似た一匹を探す楽しみがあります。
広々とした売店もあり、信楽焼の多様性を一度に体感できる場所です。
朝ドラの舞台を歩く。「窯元散策路」で歴史あるのぼり窯を見学
NHK連続テレビ小説『スカーレット』のロケ地にもなった散策路は、信楽の歴史が息づくエリアです。
レンガ造りの煙突や、山の斜面を利用した「のぼり窯」が今も残っています。
迷路のような細い路地を歩きながら、土と炎の歴史を感じるのが信楽観光モデルコースの醍醐味です。
日本六古窯の一つを学ぶ。「信楽伝統産業会館」で知識を深める
「信楽焼ってそもそも何?」という疑問を解決してくれるのが、信楽伝統産業会館です。
鎌倉時代から続く信楽焼の変遷や、各時代の名品が展示されており、入館は無料。
知識を持ってから街を歩くことで、ギャラリー巡りの楽しさが何倍にも膨らみます。
ランチは器にも注目!「大小屋」で楽しむ近江牛&信楽焼ランチ
ランチ休憩には、ショップやドッグランを併設する「大小屋(おおごや)」がおすすめです。
滋賀の名産・近江牛を使ったメニューを、美しい信楽焼の器でいただく贅沢な時間を過ごせます。
盛り付けの美しさと器の質感を楽しみながら、お腹を満たしましょう。
お土産探しならここ。「信楽陶芸村」で自分だけの一品に出会う
奥田忠左衛門窯が運営する「信楽陶芸村」は、100年以上の歴史を持つ窯元です。
のぼり窯を改装したカフェも併設されており、落ち着いた雰囲気の中でお買い物が楽しめます。
日常使いしやすいモダンな和食器が豊富に揃う、信楽観光モデルコースの重要拠点です。
巨大な「電話ボックスたぬき」!?街中のユニークなたぬき探し
王道コースの締めくくりは、街中に潜むユニークなたぬきたちを探してみましょう。
有名なのは、たぬきの胴体が電話ボックスになっている「電話ボックスたぬき」です。
遊び心あふれるオブジェを見つけるたびに、信楽の町がもっと好きになるはずです。
車なしでもOK!信楽高原鐵道で行く「歩いて巡る」窯元散策モデルコース
「車を運転しないから信楽は難しいかも」と思っている方にこそ、ぜひ試していただきたいのが公共交通機関を利用したルートです。信楽高原鐵道ののどかな車窓を楽しみながら、信楽駅から徒歩圏内に凝縮された魅力を歩いて攻略します。駅周辺の「ろくろ坂」や「のぼり窯カフェ」は歩いてこそ発見できるディテールが満載。徒歩ならではのスピード感で土の香りを五感で感じる、エコでヘルシーな信楽観光モデルコースをご紹介します。
ローカル線の旅を満喫。ガタゴト揺られて「信楽駅」を目指す
貴生川駅から信楽駅を結ぶ信楽高原鐵道は、四季折々の山の景色が楽しめるローカル線です。
車内も焼き物に関する装飾が施されており、乗っているだけで気分が高まります。
ICカードが使えない場合があるので、切符を買うという懐かしい体験から旅をスタートさせましょう。
徒歩圏内に魅力が凝縮!「ろくろ坂」周辺の路地裏ギャラリー巡り
信楽駅から徒歩約10分の「ろくろ坂」周辺は、小さなギャラリーが密集するエリアです。
若手作家の工房や、古民家を改装したショップなど、歩くたびに新しい発見があります。
大きな看板のない隠れ家的なお店を見つけるのは、徒歩での信楽観光モデルコース最大の楽しみです。
歩き疲れたらひと休み。「のぼり窯カフェ」で本物の窯の中でお茶タイム
散策の疲れを癒やすなら、実際に使われていたのぼり窯の内部をカフェにした「のぼり窯カフェ」へ。
ひんやりとした静かな窯の中でいただくお茶とスイーツは、他では絶対に味わえない非日常体験です。
予約をしておくとスムーズに入店できるので、事前のチェックをお忘れなく。
陶芸体験&お洒落なギャラリーカフェを巡る信楽女子旅モデルコース
女子旅で信楽を訪れるなら、「作る楽しみ」と「眺める幸せ」を両立させたプランがベスト。自分だけの器を作る陶芸体験でクリエイティブな時間を過ごし、その後はセンスの良いギャラリーで暮らしを彩るアイテムを探す。合間には、森の中に佇む隠れ家カフェでヘルシーなランチ。そんな、自分たちの「好き」を詰め込んだ信楽観光モデルコースをご提案します。感性を刺激し、リフレッシュできる特別な一日をプロデュースしましょう。
世界に一つの器作り!「陶芸教室」で電動ろくろにチャレンジ
「信楽陶園 たぬき村」や各種窯元では、初心者でも安心の陶芸体験が用意されています。
くるくる回る粘土を形にしていく電動ろくろ体験は、集中することで心が整う癒やしの時間。
数ヶ月後に自宅へ届く自作の器は、何よりの自分へのお土産になります。
センス抜群の器が並ぶ。「文五郎倉庫」で暮らしまわりの器選び
奥田章氏の作品を中心に扱う「文五郎倉庫」は、感度の高い女性たちに支持されるギャラリーです。
和食にも洋食にも合うモダンでスタイリッシュな器が、倉庫をリノベーションした空間に並びます。
日常の食卓がレストランのように変わる、そんなお気に入りの一枚を探してみてください。
森の中の隠れ家。「カフェ・アワ・イサ」で季節の野菜ランチ
自然に囲まれた「cafe awaisa(カフェ アワイサ)」では、地元の食材をふんだんに使ったランチが楽しめます。
木の温もりを感じる店内でいただく、彩り豊かな菜食プレートは心も体も喜ぶ味。
信楽の豊かな自然に包まれて、女子トークが弾む素敵な信楽観光モデルコースのランチタイムです。
絶景とアートを満喫!「MIHO MUSEUM」と「陶芸の森」を繋ぐ車でのドライブモデルコース
車での移動ができるなら、信楽の市街地から少し離れたアートスポットまで足を伸ばしてみましょう。世界的に有名な建築家が手がけた美術館や、広大な丘の上に広がるアートパーク。それらを繋ぐドライブ道は、信楽の豊かな緑を堪能できる爽快なルートです。視覚的な美しさと開放感に浸るこの信楽観光モデルコースは、日々の喧騒を忘れて心身をリセットしたい大人の方に最適。少し贅沢なアートドライブの始まりです。
桃源郷のような美しさ。建築美に圧倒される「MIHO MUSEUM」
信楽の山深くにある「MIHO MUSEUM」は、I.M.ペイ氏が設計した「桃源郷」をテーマにした美術館です。
トンネルを抜けた先に現れる吊り橋と本館は、建物自体がひとつの芸術作品。
自然と建築が融合した神秘的な空間は、信楽観光モデルコースの中でもトップクラスの絶景です。
広大な公園でアート散策。「滋賀県立陶芸の森」で野外展示を楽しむ
「陶芸の森」は、広大な敷地に美術館や創作展示館、そして野外展示が点在する公園です。
芝生の上に置かれた巨大なアート作品を眺めながら散歩するのは、最高の贅沢。
小高い丘から眺める信楽の街並みも美しく、家族連れやペット連れにも人気のスポットです。
ドライブの立ち寄りに。国道307号沿いの直売所で新鮮野菜をゲット
ドライブの帰り道には、国道沿いにある農産物直売所「朝宮直売所」などに立ち寄ってみましょう。
信楽特産の新鮮な高原野菜や、特産のお茶がリーズナブルな価格で購入できます。
地元ならではの旬の味を自宅に持ち帰るのも、信楽観光モデルコースの楽しみの一つです。
食い倒れ信楽旅!「朝宮茶スイーツ」と「近江牛ランチ」を堪能するグルメ特化型モデルコース
信楽の魅力は焼き物だけではありません。日本最古級の歴史を誇る「朝宮茶」と、滋賀が世界に誇る「近江牛」。この二大グルメを軸にした信楽観光モデルコースは、食べることが大好きな方に捧げる至福のプランです。茶畑が広がる絶景を眺めながら極上のスイーツをいただき、お昼にはとろけるような和牛を堪能する。美味しい空気と美味しい食事。信楽の「食」にフォーカスした、満足度120%の贅沢ルートをご案内します。
最高級の香りに包まれる。「朝宮茶」の茶畑を眺めながらティータイム
信楽の朝宮地区は、日本五大銘茶の一つ「朝宮茶」の産地です。
美しい曲線を描く茶畑の中にあるカフェでは、淹れたてのお茶を楽しむことができます。
高地ならではの深い香りと甘みは、他のお茶とは一線を画す格別の味わいです。
肉の旨味がたまらない!「牛石」で味わう絶品近江牛ステーキ
信楽で近江牛を食べるなら、地元の名店「牛石(ぎゅういし)」が間違いありません。
精肉店直営だからこそ提供できる鮮度の高いお肉は、脂の甘みが絶品。
ステーキや牛刺しなどの豪華メニューが、信楽観光モデルコースのハイライトを飾ります。
濃厚お茶スイーツが絶品。「山本園」の朝宮茶かき氷&わらび餅
グルメ旅の締めくくりは、老舗「山本園」が運営する「WITH TEA」でのスイーツタイム。
お茶の味が驚くほど濃いかき氷や、プルプルのわらび餅は、一度食べたら忘れられないクオリティです。
お茶の渋みと甘みのハーモニーを、ぜひ最後まで堪能してください。
まとめ
滋賀県・信楽は、たぬきの愛くるしさと陶芸の奥深さ、そして四季折々の自然とグルメが共存する、訪れるたびに発見がある街です。今回ご紹介した5つの信楽観光モデルコースを参考に、ご自身の興味や移動手段に合わせた最適なプランを選んでみてください。
「王道のたぬき巡り」で信楽らしさを満喫するのも良し、「アートドライブ」で感性を磨くのも良し。土に触れ、景色を眺め、地元の味に舌鼓を打つ。そんな多角的な楽しみ方ができるのが信楽の最大の魅力です。
2025年の旅の思い出に、温もりあふれる信楽の街をぜひ歩いてみてください。あなただけのお気に入りの器と出会う、素敵な信楽観光モデルコースの旅が始まることを願っています!



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