滋賀県近江八幡市にある「曽根沼(そねぬま)」は、琵琶湖と水路でつながる内湖の一つ。その湖岸に整備された自然豊かな空間が「曽根沼湖岸緑地」です。
広大な水辺の景観と穏やかな雰囲気が魅力ですが、「この場所でBBQはできるの?」「ブラックバスがよく釣れるって本当?」と、利用に関する具体的な情報を求めていませんか?
🎣 この記事を読むとわかること 🌳
✓ 曽根沼湖岸緑地の正確な所在地と車でのアクセス方法
✓ 多くの人が気にするバーベキュー(BBQ)利用の可否と火気ルール
✓ 釣り場としての曽根沼の特徴と釣り人への注意点
✓ 駐車場の場所や周辺の便利な買い物・温泉施設情報
本記事は、曽根沼湖岸緑地を訪れる方が安全に、そして最大限にその魅力を満喫できるよう、必要な情報を網羅して解説します。
美しい水辺で、心癒される一日を過ごすための準備を始めましょう!
曽根沼湖岸緑地はどこにある?正確な所在地と全体像
滋賀県彦根市の南部に位置し、琵琶湖の内湖である「曽根沼(そねぬま)」の周囲に整備された公園が曽根沼湖岸緑地です。
ここは、琵琶湖本湖とは異なる静寂な雰囲気と、豊かな自然環境が魅力のスポットです。
「荒神山(こうじんやま)公園」のすぐ東側に位置しており、観光やレジャーの拠点としても非常に便利な立地にあります。
まずは、初めて訪れる方のために、正確な場所やエリアの全体像について、地元の地理を交えて詳しく解説します。
滋賀県彦根市における曽根沼の位置関係
曽根沼湖岸緑地の住所は、正確には滋賀県彦根市三稲葉町周辺となります。
彦根市の南端に位置しており、近江八幡市や東近江市との市境にも近いエリアです。
西側には琵琶湖の湖岸道路(さざなみ街道)が走り、東側には小高い「荒神山」がそびえています。この山と琵琶湖に挟まれた、自然豊かなロケーションが特徴です。
琵琶湖と曽根沼をつなぐ水路の役割と特徴
曽根沼は完全に閉鎖された池ではなく、人工の水路や水門を通じて琵琶湖とつながっています。
そのため、琵琶湖本湖から魚が出入りすることができ、生態系が非常に豊かです。
特に水路周辺は水の動きがあるため、プランクトンや小魚が集まりやすく、それを狙うブラックバスや雷魚などのフィッシュイーターも多く生息しています。これが釣り人に人気の理由の一つです。
エリアの区分け:緑地の主要区画と利用可能範囲
曽根沼湖岸緑地は、沼の周囲を囲むように緑地が整備されていますが、メインとなるのは駐車場やトイレがある北側エリアと、釣り座が点在する南側・東側のエリアです。
遊歩道が整備されており、沼を一周することも可能ですが、一部足場が悪い場所や草が生い茂っている場所もあるため、散策の際は動きやすい服装が推奨されます。
釣り場としての曽根沼湖岸緑地の地形的特徴
釣り場としては、岸際(ショア)全体に葦(アシ)や水生植物が繁茂しており、バスフィッシングの絶好のカバー(隠れ家)を形成しています。
水深は全体的に浅め(シャロー)ですが、中央部は多少深くなっています。
特に春のスポーニング(産卵)シーズンには、大型のバスが浅瀬に入ってくるため、多くのバサーで賑わいます。また、ヘラブナ釣りの名所としても古くから知られています。
曽根沼周辺の自然環境とバードウォッチングの魅力
ここは「滋賀県の自然環境保全地域」にも指定されており、多くの野鳥が飛来します。
冬場にはカモ類やコハクチョウが見られることもあり、バードウォッチングや野鳥撮影のスポットとしても人気です。
静かな湖面と荒神山の緑が織りなす風景は美しく、双眼鏡片手に散策するだけでも心が洗われるような時間を過ごせます。
公園内に存在する設備(トイレ・駐車場)の位置関係
公園としての主要設備は、曽根沼の北側に集中しています。
メインの駐車場と公衆トイレはここにあり、自販機も設置されています。
南側や東側には駐車場がない場所も多いため、車で訪れる際はまず北側のメインエリアを目指すのが基本ルートとなります。トイレもここ以外には少ないため注意が必要です。
正確な所在地情報とカーナビ設定時の注意点
カーナビを設定する際は、「曽根沼公園」や「曽根沼湖岸緑地」で検索してください。
もし出てこない場合は、隣接する「荒神山公園(こうじんやまこうえん)」を目印にするとスムーズです。
湖岸道路(県道25号線)から「曽根沼」の看板に従って内陸側へ入ると駐車場に到着します。入り口が少し分かりにくい場合があるため、スピードを落として走行しましょう。
車・公共交通機関でのアクセス方法と所要時間
曽根沼湖岸緑地へは、基本的に車でのアクセスが便利です。
しかし、公共交通機関を使っても行くことは可能です。
ここでは、遠方から訪れる方のための高速道路ルートや、最寄り駅からの具体的なアクセス手段について解説します。
名神高速道路(竜王ICなど)からの車でのアクセスとルート
大阪・京都方面からは、名神高速道路の「竜王IC」または「彦根IC」が最寄りとなります。
竜王ICからは約30分〜40分程度。国道477号線を経由して湖岸道路(さざなみ街道)を北上するルートが景色も良くおすすめです。
彦根ICからは約20分〜25分程度。市街地を抜けて南下するルートになります。
最寄り駅(JR近江八幡駅など)からのバス・タクシー利用
公共交通機関の場合、JR琵琶湖線の「河瀬駅」または「稲枝駅」が距離的には近いですが、バスの便を考慮すると「JR彦根駅」や「JR能登川駅」も選択肢に入ります。
例えば、JR河瀬駅からタクシーを利用すれば約10分程度で到着します。
バスの場合は本数が非常に少ないため、事前に近江鉄道バスの時刻表をしっかり確認するか、レンタサイクルなどを利用するのも一つの手です。
周辺の主要道路(湖周道路など)から緑地への入り口
メインとなるアクセス路は、琵琶湖沿いを走る県道25号線(湖周道路・さざなみ街道)です。
「曽根沼」という交差点や案内標識が出ていますので、そこを山側(東側)へ曲がります。
曲がるとすぐに曽根沼湖岸緑地の木々が見えてきます。駐車場への入り口は比較的広いので、大型車でも安心して進入できます。
駐車場情報
釣りやピクニックで長時間滞在する場合、駐車場の有無や料金は重要なポイントです。
曽根沼湖岸緑地には、利用者に嬉しい無料駐車場が完備されています。
ここでは、駐車場の収容台数や利用時の注意点について詳しくご紹介します。
曽根沼湖岸緑地の無料駐車場の場所と収容台数
公園の北側に、舗装された無料駐車場があります。
収容台数は普通車で約50台〜60台程度と、比較的余裕のある広さです。
区画もしっかりしており、トイレもすぐ目の前にあるため、ここを拠点に釣りや散策を楽しむのがベストです。週末の日中は釣り人の車で埋まることもありますが、回転も早いため少し待てば停められることが多いです。
駐車場利用の制限時間と夜間駐車の可否
基本的には24時間開放されており、ゲートによる閉鎖などはありません(※工事やイベント時を除く)。
そのため、早朝の釣り(朝マズメ)狙いの方や、夜釣りを楽しむ方にとっても利用しやすい環境です。
ただし、夜間は街灯が少なく非常に暗いため、車上荒らしなど防犯面には十分注意し、貴重品を車内に残さないようにしましょう。また、エンジンをかけたままの仮眠(アイドリング)は騒音となるため控えましょう。
混雑を避けるための駐車テクニックと周辺代替案
春や秋の釣りハイシーズンには、メイン駐車場が満車になることがあります。
その場合は、無理に路駐などはせず、隣接する「荒神山公園」の駐車場(第1・第2駐車場など多数あり)を利用するのも一つの方法です。
荒神山公園からも徒歩で曽根沼へアクセス可能です。少し歩きますが、広大な駐車場があるため確実に停めることができます。
バーベキュー(BBQ)利用の可否
湖岸緑地といえばBBQのイメージがあるかもしれませんが、エリアごとにルールが厳密に定められています。
では、曽根沼湖岸緑地でのバーベキューは可能なのでしょうか?
知らずに火を使ってしまうと条例違反になる可能性があります。ここでは、最も重要な火気使用のルールについて解説します。
曽根沼湖岸緑地での火気使用(BBQ)に関する公式ルール
非常に重要な点ですが、現在、曽根沼湖岸緑地は「火気使用禁止(バーベキュー不可)」のエリアとなっています。
滋賀県の湖岸緑地には「BBQ可能なエリア(指定区域)」と「禁止エリア」があり、曽根沼は「禁止」に分類されています。
そのため、コンロを持ち込んでの焼肉や、焚き火台を使った焚き火は一切できません。お弁当やサンドイッチを持参してのピクニックを楽しみましょう。
直火・焚き火は禁止?安全なBBQのための制限事項
前述の通り、BBQ自体が禁止されているため、当然ながら直火や焚き火も厳禁です。
もしBBQをしたい場合は、近隣のBBQ可能な湖岸緑地(例:中主吉川地区や、南に行けば近江八幡市の長命寺川周辺の一部など、指定された場所)へ移動する必要があります。
公式HP(西武造園などの指定管理者サイト)で「火気使用可能エリア」を必ず確認してから出かけるようにしてください。
ゴミの持ち帰りは必須!炭や燃えカスの処理方法
火気使用は禁止ですが、釣りやピクニックで出たゴミ(弁当ガラ、空き缶、釣り糸など)は、全て持ち帰りがルールです。
公園内にゴミ箱は設置されていません。
豊かな自然環境を守るためにも、自分のゴミは自分で持ち帰る「持ち帰り運動」にご協力をお願いします。特に釣り針やラインの放置は、野鳥にとって命取りになるため絶対にやめましょう。
周辺の買い物・食事・温泉施設情報
曽根沼湖岸緑地の周辺はのどかな田園地帯ですが、車で少し走れば便利な施設がたくさんあります。
釣りの合間の昼食や、レジャー帰りの温泉など、立ち寄りたくなるスポットを厳選しました。
現地で困らないよう、事前の買い出し情報もチェックしておきましょう。
食材や消耗品の買い出しに便利な周辺スーパー・直売所
最寄りのスーパーは、車で5〜10分ほどの距離にある「フレンドマート 稲枝店」や「平和堂 日夏店」です。
飲み物や軽食はここで揃います。
また、地元の新鮮な野菜を買いたい場合は、近くの直売所や「JA東びわこ」の施設などを探してみるのもおすすめです。コンビニは国道8号線方面や湖岸道路沿いに点在しています。
琵琶湖・近江八幡観光と合わせて利用したい食事処
しっかり食事をしたいなら、彦根市街地方面へ出るか、近江八幡方面へ向かうのがおすすめです。
彦根方面なら「近江ちゃんぽん」の有名店がありますし、荒神山公園の向かいには喫茶店などもあります。
湖岸道路沿いにはカフェやレストランも点在しているので、ドライブがてらお気に入りのお店を見つけるのも楽しいでしょう。
釣りやレジャー後に立ち寄れる日帰り温泉施設
一日遊んだ後の汗を流すなら、以下の施設がおすすめです。
1. 「極楽湯 彦根店」(車で約15分):彦根市内にあるスーパー銭湯で、アクセス良好。
2. 「長命寺温泉 天葉の湯」(車で約25分):近江八幡方面。琵琶湖の景色を楽しめる落ち着いた温泉。
曽根沼湖岸緑地で自然を満喫した後は、温かいお湯でリフレッシュして帰路につきましょう。
まとめ
本記事では、滋賀県彦根市の隠れた名スポット【曽根沼湖岸緑地】について、アクセスや釣り場の特徴、そして重要な利用ルールについて解説しました。
ここは「BBQなどの火気使用は禁止」ですが、その分、静かで美しい自然環境が保たれており、釣りやバードウォッチング、ピクニックには最高の場所です。
無料駐車場やトイレも完備されており、彦根や近江八幡観光の合間に立ち寄るのにも適しています。
ぜひ、マナーを守って、曽根沼湖岸緑地ならではの穏やかな時間を過ごしてみてください。ゴミの持ち帰りだけは徹底しましょう!



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